屋根の防水メンテナンスにはウレタン防水がオススメ!工法や業者選びのポイントも紹介!
2023.05.01 (Mon) 更新
こんにちは。
東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事リフォームを行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。
そろそろ防水工事をした方が良さそうだけど、どんな工事をどこにお願いすべきなのでしょうか?
「ウレタン防水という言葉は知っているけど、どんな作業があるの?」
「施工業者や予算はどう決めたらいいの?」
などお困りの方も多いはず。
この記事を読めば「ウレタン防水の知識」が身に付き、さらに業者選びや劣化具合の見極め方、お手入れ方法について知ることができます。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ウレタン防水とは?業者選びのポイント!
ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂で複数回塗り固めることで、防水層をつくる防水工法です。
ウレタン防水は主に陸屋根・フラット屋根と呼ばれるマンションなどの屋根勾配のない平面な屋根に施します。屋根だけに限らず、ベランダ、バルコニーなどにも行える施工なので汎用性があり、防水工事における工法の中でも主流とされています。
屋根は常に日光や雨の影響を受け、劣化し続けています。すると防水加工の効力が下がり、最悪の場合は漏水や雨漏りなどを引き起こしてしまうことがあります。
そのため、マンションオーナー様や管理会社の方は定期的にチェックを行い、劣化が激しくなる前にメンテナンスとしてウレタン防水工事を行う必要があります。
ウレタン防水工事は自分で行うことも可能ですが、ウレタンを塗布する際に平らかつなめらかになるよう仕上げる必要があります。これはとても難易度の高い作業で、仕上がり次第では持ちが悪くなるなどのデメリットもあるため、業者へ依頼するのがオススメです。
ウレタン防水とは何の為に行うのか?
マンションのオーナー様は日々、マンションの至る所をメンテナンスし管理を行っているかと思いますが、もし漏水や雨漏りが発生してしまったとしたら。
マンションに住んでいる住居人の皆様がお困りになるだけでなく、建物の資産価値を下げてしまうことにも繋がります。このようなことを避けるためにも定期的な防水工事が大切です。
なお、防水工事はウレタン防水以外にもいくつかありますが、
・比較的安価で行える
・耐久性が高い
・どのような形状の場所でも施工できる
・作業期間が短い
などの理由でウレタン防水はメジャーな防水工事となっています。
業者選びでの注意点や選定のコツ
ウレタン防水は自分で行うことも可能です。
しかし、綺麗に仕上げることは難易度が高い上に、素人では現在施されている防水加工の工法を見極めることが難しく、既存のものと相性の悪い工法で作業をしてしまうと、劣化を早めてしまう可能性もあります。そのため、業者にお願いした方が失敗がなく長期的に考えた際のコスト削減にも繋がります。
業者選びをする際に気をつけたいポイントについては、
・現地調査を行い、見積もりを出してくれるか
・施行中の様子を写真などで報告してくれるか
を確認しましょう。
知識を持ったスタッフが直接現地を確認し、特に補修が必要な箇所などを見極め、必要な作業をきちんと見積もりに組み込んでもらいましょう。
写真や図面を確認して見積もりを出すこともできますが、実際に現地で確認しないとわからないこともあり、必要な作業を怠ると後々雨漏りをしてしまうなどのリスクがあります。
ウレタン防水は仕上がりを見ただけでは、正しく作業が行われていたのかを判断することが難しいです。工事期間中、常に立ち会うことも難しいと思うので、都度報告を入れ丁寧な作業を行っている業者にお願いするのが安心です。
さらに工事の内容だけでなく、その後のアフターメンテナンスもきちんと行っているかなどの保証内容も見積もりを依頼する際、ぜひ一緒に確認してみてください。
ウレタン防水の工法について解説
ウレタン防水とひとことでいっても、工法は複数あり、施工する場所などによって適している工法が異なります。
こちらでは
・密着工法
・通気緩衝工法
・メッシュ工法
について、作業方法や適している場所などをご紹介します。
ウレタン防水の【密着工法】
密着工法では、まずはじめに高圧洗浄をきちんと行い、屋根についている細かな汚れまで丁寧に落とします。綺麗な状態で作業を行うことで、プライマーや防水剤がしっかり定着するようになります。
次にプライマーという接着剤を塗っていきます。この後に塗る防水剤が接着剤の代わりとなるため、この作業を行わないとせっかく塗った防水剤が剥がれてしまいます。
プライマーを塗ったら、ローラーやコテを使用して防水材を塗ります。防水剤は二度塗りを行うことで厚みをつくり、しっかり防水効果を発揮できるようにします。エアコンの室外機などがある所は、丁寧に浮かせながら作業を行っていきます。
最後にトップコートを塗り、紫外線に弱い防水剤を劣化から守る作業を行ったら完成です。
密着工法は、作業期間が短く済み比較的安価で行えるため、工事期間を短くしたい方や工費を抑えたい方にもオススメです。また、ベランダなどの箇所に適しているため、マンションだけでなく一軒家の防水工事にも適しています。
ウレタン防水の【メッシュ工法】
メッシュ工法は、基本的な流れは密着工法と同様の作業を行います。
違いとしては、プライマーを塗る工程の後にメッシュシートを上から貼っていきます。メッシュシートをプライマーと防水剤の間に貼ることによって、防水効果に加えて地震や衝撃・ひび割れに強くなるというメリットがあります。
このため、メッシュ加工はマンションの陸屋根やバルコニーに適しています。
ウレタン防水の【通気緩衝工法】
通気緩衝工法は、通気緩衝シートと脱気筒を取り付けることにより、下地に含まれている水分や湿気を取り除く工法です。
水分を含んだまま防水剤を塗ってしまうと、夏場の暑い時期にウレタン樹脂の防水剤が熱せられ、水蒸気によって防水層が膨らんでしまい劣化を引き起こします。そのため、十分な乾燥が難しい分厚いコンクリートに覆われた屋根や、すでに雨漏りが起きている屋根には、密着工法ではなくこちらの工法が適しています。
通気緩衝工法でもはじめに高圧洗浄をきちんと行い汚れを丁寧に落とします。さらに下地の劣化具合などによっては、この後に既存の防水層を剥がしておきます。
作業準備ができたら、雨水を外に逃がすドレンといわれる鉛製の排水口を取り付け、ひび割れの補修など下地の調整を行ってから、プライマーを塗っていきます。
下地に含まれる水分や湿気を逃がすための通気緩衝シートを貼り付けた後、シートの繋ぎ目をなくすためのジョイントテープも貼ります。テープの間から水が入らないよう、全体を塗る前にテープの隙間に防水材を塗ります。さらに地震や衝撃での破損防止のため、立ち上がりと呼ばれる箇所にメッシュシートを貼ったら、その上に防水剤を塗っていきます。
脱気筒は通気緩衝シートを通った湿気を逃がすため、脱気筒を取り付けたら防水材を密着工法と同様に二度塗りします。最後にトップコートを塗って劣化を防ぎ作業完了です。
なお、通気緩衝工法はマンションやビルの屋上など、平面かつ面積が大きな場所で行われることが多い工法です。また、水分の溜まっている可能性が高い築年数の古い建物にもオススメです。
ウレタン防水の相場
ウレタン防水を行う際は、工法だけでなく相場もきちんと把握しておきましょう。
高すぎる見積もりを出してくる業者を選ばないようにするだけでなく、反対に安すぎる見積もりを出す業者は手抜き工事を行ったり、しっかりとした技術を持っていない可能性があります。その見極めのために各工法ごとの相場についてもご紹介します。
■密着工法
3,800~5,000円/㎡
■メッシュ工法
4,000~5,800円/㎡
■通気緩衝工法
5,000~8,800円/㎡
上記が大まかな相場ですが、使用する防水剤などの品質やどの場所の工事を行うかによって金額が変動します。
通気緩衝工法は作業工程が密着工法やメッシュ工法に比べて多いため、価格も上がります。また雨漏りやひび割れがひどい状態の場合は、ウレタン防水の工賃に加えて修繕費などもかかる可能性があるため、見積もりを取る際に確認をしておく必要があります。
劣化の判断方法やウレタン防水を長持ちさせるためのお手入れ
無事にウレタン防水工事を終えた後も、劣化を防ぐためには定期的なお手入れが重要です。
それでもまた劣化が進めば再度ウレタン防水工事が必要になりますが、その時期の見極めはどうしたらいいのでしょうか?また、せっかくならば少しでも長持ちさせてウレタン防水にかかるコストを抑えたいとお考えの方も多いでしょう。
ここでは劣化の見極めや自分でできるお手入れ方法についてご紹介します。
どうなったら工事が必要なのか?の見極め方
ウレタン防水は大まかに10年単位で行うことが工事の目安になります。
10年経っていない場合でも
・雨漏りが起きた
・水分が溜まり、防水層が膨れてきている
・ドレン(排水口)が詰まってしまった
という場合には、大きなトラブルが起きる前に早めに業者へ相談を入れる必要があります。
また、上記に比べ重大な問題ではありませんが
・ひび割れや色褪せがある
・雨上がりに点検をすると部分的に水溜りができている
・雑草や苔が生えてきてしまっている
という場合にも素人判断で対応をせず、できるだけ業者へ相談を入れることがオススメです。
早めに対処することで修繕のコストも抑えることができるため、定期的に目視チェックを行い、気になることがあれば迷わず業者を呼びましょう。
ウレタン防水の自分でできる簡単なお手入れ方法
定期的なチェック以外にも自分でできる範囲のお手入れをこまめに行うことで、劣化のスピードを抑えることができたり、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。無理のない範囲で実践してみましょう。
■施工箇所の定期的な清掃
屋根など施工した場所に入ることができる場合は、飛んできたゴミや落ち葉をしっかり掃除しましょう。汚れを防ぐだけでなく、ウレタン防水の劣化防止にも繋がります。
■ドレン(排水口)の清掃
屋根で受けた雨水は全てドレンに流れていく仕組みになっていますが、ゴミが溜まっていたり詰まりがあると雨水がきちんと流れず、トラブルや防水層の劣化の原因となるので可能であればお手入れをしましょう。
まとめ
今回は、ウレタン防水について工法や業者選びのポイントなどについて解説しました。
防水工事をしばらく行っていない場合は、漏水・雨漏りなどのトラブルが起きる前に業者へ相談し、適切な見積もりをとって工事を行いましょう。
また、劣化具合のチェックや簡単なお手入れは自分でも行うことができるため、工事を終えた後も日々のメンテナンスも行ってみてください。
ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり塗装工事を行っております。
ぜひお気軽にお問合せくださいね。