
屋根塗装で知っておきたい屋根部材のこと!施工内容を知って見積書を見極めよう
こんにちは。 東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事リフォームを行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。 日々日光に当たったり、雨風を受けて10年ほど経つと経年劣化が気になりだす屋根塗装。見た目が気になるだけでなく、耐久性も心配になり、メンテナンスを検討する方もいらっしゃると思います。 しかし、「詳しいことがわからないからとりあえず手近な業者に見積書をもらおうかな」と知識のないまま依頼をしてしまい、必要以上にお金をかけてしまったり、十分なメンテナンスが行えなかったりするのは避けたいですよね。 そこで今回は「屋根塗装を依頼する際に覚えておくべき屋根部材の用語や見積書のチェックポイント」などについてご案内します! この記事を参考にして、外壁塗装を失敗なく安心して依頼しましょう! 屋根塗装を検討したら…まずは屋根部材を知るところからスタート 新築を購入してから10年ほど経つと、日々雨風や太陽の光で影響を受けた屋根の劣化が気になりだします。定期的なメンテナンスは、美しさを保つだけでなく、トラブル防止のためにも必要です。 メンテナンスを検討し始めたときに、「どこに依頼をしたらいいか」「どんな依頼をすればいいのか」「良し悪しの見極め方は?」などさまざまな不安が出てくる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、屋根塗装のメンテナンスを行う際に知っておきたい屋根の知識や見積書の味方、見極めポイントなどについて解説をしていきます。 屋根塗装を行うときに屋根部材を知っておくとなぜ良いのか? 屋根塗装の依頼をするときに、「見積書を見ても聞きなれない言葉が多くて詳細がよくわからないし、業者さんに細かく聞くのも申し訳ないから言われたまま依頼してしまえばいいかな」と思ってしまうことがないように、屋根に使われている部材についての知識があると便利です。 屋根の構造や素材にはさまざまなものがあるため、まずは屋根部材から解説していきます。 主な屋根部材の名称と役割について 屋根パーツにはさまざまなものがありますが、その多くは雨漏り防止のためにあるものです。 屋根塗装や補修を行うには、小さな工事であっても足場を組まなければいけないことが多いため、都度行うよりも一緒に直しておくと今後余計なコストをかけることを防ぐこともできます。 屋根のつくりは複雑ですが、まずは名称だけでもおさえて見積書を見るときや業者の人と打ち合わせをする時に役立てましょう。 また外壁塗装も一緒にご検討されている方は、屋根と同様に外壁についてもどのような部材があるのかを把握しておくのがおすすめです。 こちらのブログで外壁部材についての解説をしているので、あわせてお読みください。 『外壁塗装を検討中の方必見!外壁部材の詳細を知って無駄のない見積書を依頼しよう』 棟(むね) 棟とは屋根の天辺にある水平な屋根材と屋根材の間にある継ぎ目のことをいいます。 棟と関連する部材として、棟をカバーするものを棟板金や棟包み板、棟押え板といいます。こちらは雨水の侵入を防ぐために、隙間を覆うものです。 屋根のトラブルの多くである雨漏りは、こちらの棟板金が劣化することによって怒ることが多いため、棟板金や板金を固定する釘などに錆などの問題が起きていないかまで丁寧に確認することが大切です。 鼻隠し(はなかくし) 屋根の軒先につけられた板のことを鼻隠しといいます。雨樋がついている家には鼻隠しがあり、サイズは一般的に幅が20cm、厚みが2cmほどのものです。 鼻隠しには雨樋を取り付ける下地と垂木(たるき)などの屋根の構造材を隠す役割があります。 20年以上の戸建てには木材が使用されていることが多く、最近のものは耐久性の高いガルバリウムや窯業(ようぎょう)が使われているものが多いです。 破風(はふ) 屋根の妻側(ケラバ)の先端に貼られている板を破風といい、横殴りのような激しい雨が降ったときに雨水が入り込むのを防いでいる部材です。 破風板とも呼ばれるこの部材は、鼻隠しとにている部材のため業者によってはまとめて呼ぶこともあります。ではこれらの違いは何かというと、どちらも軒先に取り付ける板のことをいいますが、破風は屋根の傾斜部分に取り付け、鼻隠しは屋根に対して水平に取り付けられます。 また破風は鼻隠しと比較すると雨と風に常にさらされる部分のため、劣化が早いことが多いです。 庇(ひさし) 庇とは、窓や玄関などの扉の上部にある雨や日よけのために取り付けられた小さな屋根のことをいいます。 窓の上部にある庇は霧よけと呼ばれることもあります。 雨押さえ(あまおさえ) 屋根と屋根、屋根と外壁などの部材同士が接続する立ち上がり部分に雨が入り込まないように取り付けられる雨仕舞いとも呼ばれるのが雨押さえです。 軒天井(のきてんじょう) 軒天井とは屋根の裏のことをいい、庇などが外壁より出っ張っている部分の裏側に当たります。また軒天井は軒裏ともいいます。 雨のあたるところではないため他の部位と比較して劣化が少なく、トラブルにも気付きにくい部位ではありますが、湿気が溜まりやすい箇所になります。湿気により劣化が進むと腐食することもあるため、屋根塗装や補修を行う際にはチェックをすべき部位です。 なお、軒天井の素材は最近のものでは珪藻土や石膏を混ぜあわせてつくったボード、金属が使われているものが主流です。しかし古くからあるものの場合は、木製のものも多くあります。 雨樋(あまとい) 雨樋は排水設備の部位になります。屋根の鼻隠しに取り付ける雨水の通る管のようなものをいいます。この雨樋が割れたり、外れてしまうと屋根からの雨水が直接地面に流れてしまい水溜りができてしまいます。さらに外壁に直接あたるようになってしまうと、外壁の痛みや劣化のトラブルに繋がるため、定期的なメンテナンスが重要です。 なお、雨樋屋根に沿って横に伸びているものを軒樋といい、軒樋を通った雨水が集められるところを集水器といいます。さらに集められた水が地面から縦に伸びる竪樋を通って地下や下水に運ばれる仕組みです。 屋根材について 屋根にはさまざまな種類があり、見た目の違いだけでなく素材やメンテナンスの方法も異なります。 こちらでは、屋根の素材ごとの特徴などについて解説していきます。 スレート スレート素材の屋根は軽量で扱いやすいため、よく使用される屋根材です。また価格に関しても瓦に比べて安価であり、バリエーションも豊富です。 また軽量で耐震性も高く、現在多くの住宅でこの屋根材が使われています。その反面、軽くて薄い素材のために断熱・防音面においては、他の屋根材と比較してやや劣る点がデメリットといえます。 表面が塗料で覆われているため、定期的な屋根塗装のメンテナンスが必要になります。 ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板は金属製の屋根材で、従来のトタン素材の屋根などと比べ錆びにくく耐久性が高いことが特徴です。現在こちらの素材を使っている屋根も多く、シェア率の高い屋根材ともいえます。 施工は垂木の上に野地板を張って、そこにガルバリウム鋼板を打ち付けていく作業です。なお、こちらの屋根材も10年ほどに一度塗装メンテナンスが必要になります。 トタン トタンも金属素材の屋根材で、軽量かつ建築コストを抑えることができるため、以前は戸建住宅のほか工場や倉庫など幅広い建築現場で使用されていました。 しかし劣化が早い、紫外線の影響を受けやすく色褪せなども起きやすいという点で、現在は使用されることが少なくなりました。 日本瓦 日本家屋で主に使われている屋根材で、素材は粘土のような土の素材でこれを高温で焼いて作られています。そのため、丈夫で耐久性があり塗装をし直す必要がないというメリットもあります。 しかし、重量があるため耐震性はやや弱く、割れてしまった場合は交換も必要になります。 セメント瓦 日本瓦と異なり、セメント素材にて作られている瓦です。こちらは日本家屋ではなく、洋風の家で使用されている瓦です。 日本瓦と比較して軽いため、耐震性は上がりますが日本瓦とは違い表面を塗料で加工している瓦のため、定期的なメンテナンスを必要とします。 見積書と取ったら確認すべきポイント 屋根部材の詳細についてご紹介をしてきましたが、実際に業者から見積書をもらったら確認すべきポイントもおさえておきましょう。 何の工程なのかわからないし、必要なものかもわからないけど業者が勧めているから、そのように依頼しよう。と納得のいかないまま依頼をしてしまわないためにも見積書は必ず細かなところまでチェックして依頼先を検討していくことで納得のいくメンテナンスが行えます。 一式記載ではなく内訳が書かれているか 細かなことはどうせわからないから、「この内容で全て対応可能です」と案内を受けても鵜呑みにせず、各作業項目やそれにかかる金額を必ず出してもらうようにしましょう。 例えば一式と書いてあり、自分達が考えていた作業は全て対応してもらえると思っていたのにそれは今回の作業には含まれていないと途中で言われてしまった場合、その作業をお願いするのに別料金がかかってしまう可能性もあります。 そうなると当初予定していた金額や予算を超えてしまうため、事前に業者と細かなすり合わせを行いましょう。 塗装面積の記載があるか 屋根塗装は使用する塗料メーカーや種類ごとに使用するべき塗料の量が決まっています。 見積もりに必要な塗料と面積が記載されていないということは、これが正しく守られて作業が行われるかが不透明になります。 必要な塗料が使われず作業を行ってしまえば耐久性などに問題が起きる可能性もあるため、こちらも細かく記載がされている見積書の方が安心して依頼ができるでしょう。 使用する塗料の種類は明記されているか 塗料はメーカーや種類、グレードによって金額がまちまちです。 目的や予算に合わせてどの塗料を使用するのか業者ときちんと確認をして、見積書の作成や作業を行ってもらうようにしましょう。 なお、記載の塗料が妥当な金額かどうかはインターネットで検索をするとメーカーサイトにて確認ができるのでそこまで調べておけばなお安心です。 保証書やアフターサービスの案内があるか 屋根塗装はいくら丁寧に抜け漏れなく作業を行っても、思わぬトラブルが起きる場合もあります。またこれは作業中に発覚するものだけでなく、作業が完了してしばらく経ってみないとわからないことも多いです。 業者によってそのようなトラブルにも柔軟に対応してくれるところから、別途料金が発生してしまう業者までまちまちなので、事前に確認を取っておくことが今後の安心にも繋がります。 足場代もきちんと含めて記載されているか 屋根塗装には関係のないもののようですが、塗装をする際には必ず足場を組む必要があります。業者によって金額は異なりますが、足場組みと解体作業で全体の20%前後の費用がかかってくることが一般的です。 足場代が含まれていないということは、どこかの工程に足場代が組み込まれてしまっており、場合によっては必要以上の費用がかかってしまっていた。ということにもなりかねません。 細かな金額まで確認したい場合は、足場の面積まで見積書に記載してもらうと概算で確認も取れるので業者に聞いてみましょう。 屋根塗装の依頼をするときの注意点 見積書で確認すべきポイントについてご紹介しましたが、最後は実際に見積書を取る際に覚えておくと良いことをご紹介します。 上記の内容と踏まえて把握しておけば、自分達がどの業者に屋根塗装を依頼すべきかの検討がしやすくなるのでしっかりおさえておいてくださいね。 複数社から相見積りを取って比較する 見積書を依頼するときに、1社だけに絞ってしまうとその見積書の妥当性を見極めるのが難しくなります。 インターネットの検索エンジンや一括検索サイトである程度候補の業者を絞って、3社程度に見積書の依頼をするのがおすすめです。 その場合は、依頼内容が異なってしまうと金額が大幅に変わることもあり、見極めが難しくなってしまうため、なるべく見積り依頼の内容を揃えるようにしてください。 施工実績なども確認しておく ホームページがある業者の場合は、施工実績が載っている場合も多いためどのような工事例があるのか確認をしてみるのもおすすめです。 自分達の依頼内容と近いものがあれば参考になるだけでなく、似たような施工の事例がある業者ということになるので安心にも繋がります。 過度な値引きやサービスには気を付ける 屋根塗装は費用のかかるものなので、できるだけコストをおさえたいもの。ですが、見積書の案内や商談の際に急に大幅な値引きを提案された時は注意も必要です。値引き以外にも本来不要なサービスなどを提案されお得感を出される場合も同様です。 値段やサービスももちろん大切ですが、一番の目的は適切に屋根塗装が行われることです。値段に惑わされず、見積書や施工の詳細をしっかりと確認して依頼するかどうかを判断しましょう。 営業担当の対応やスピード感、相性も大切にする 見積書の説明をしてくれる営業スタッフとの相性も一見関係ないようで重要なポイントです。無理な営業をしてこないかなども重要ですが、そのほかにも自分達が気になることをしっかり相談できる相手かどうか、不安なことに対してスピード感を持って対応してくれるかなども踏まえて検討してみましょう。 契約後は主に現場の職人さんとのやり取りにはなりますが、困ったことが起きたり追加で相談したいことができたりした時に最後まで親身になってくれる営業担当の方が安心して仕事を任せられます。 まとめ 今回は、屋根塗装の依頼をする際に知っておきたい屋根部材の名称と詳細や見積書のチェックポイントについて解説をしました。 「わからないからとりあえず勧めてもらった内容で依頼しよう」と業者に依頼した結果、「思った工事が行われなかった」「仕上がりに納得できなかった」といったことのないようこちらを参考にしながら業者選びを行ってみてください。 また、屋根塗装は外壁塗装とセットで行うのもおすすめです。外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリットなどについては、『外壁塗装と屋根塗装は同時に行うべき!?メリット・デメリットを解説』の記事で詳しく解説しています。 ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり塗装工事を行っております。 ぜひお気軽にお問合せくださいね。
2023.08.23(Wed)
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