外壁塗装のベストシーズンは?工事の最適なタイミングや劣化のサインも詳しく解説!
2025.11.26 (Wed) 更新
こんにちは。 東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事リフォームを行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。
外壁塗装を依頼するのに適した季節はあるのでしょうか?また、「そろそろ外壁塗装をした方がいいのかな」と考えたものの、最適なタイミングが今なのか不安に思う方も少ないのではないでしょうか。
そこで、今回は外壁塗装のベストシーズンや一般的な塗り替えのタイミングについてわかりやすく解説していきます。劣化の見極め方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
外壁塗装の基礎知識!戸建に使われる主な外壁材

戸建住宅にはさまざまな素材の外壁が使用されています。それぞれに特徴があり、適切な外壁塗装の方法なども異なるため、ご自身のお家に使われている外壁材を知るところから始めていきましょう。
サイディング
現在建てられている多くの戸建住宅に使用されている外壁材がサイディングです。サイディングにもいくつか種類があり、主原料のセメントに、繊維質などを混ぜたものが「窯業系サイディング」で、タイルやレンガ風などデザインや種類が豊富です。一方で、アルミやガルバリウムなどの金属が使用されているものは「金属製サイディング」といいます。
サイディングの外壁は、外壁材自体には防水性がなく、表面に塗られている防水層が防水の役割を果たしているため、防水層の劣化が進む前に塗り直しをする必要があります。
モルタル
1990年ごろまでに建てられた戸建住宅に良く用いられていた外壁材がモルタルです。モルタルをコテで外壁に塗りつけたもののため、塗り方によって吹付タイルやスタッコ、リシンなど模様や質感の違いを出せるのが特徴です。
モルタルは他の素材と比較して、外壁そのものにクラックというひび割れが起きやすいため、ひび割れから雨水が浸入してトラブルにならないよう発見したら早めに修繕する必要があります。
また、モルタルは水に強い素材ではないため、防水のために塗料を塗ります。そのため、その塗料の劣化に合わせてメンテナンスが必要です。
ALC
軽量気泡コンクリートと呼ばれる、中に気泡が含まれているコンクリート素材をALCといいます。通常は板状になったALCを外壁に貼り付けて使用します。気泡があるため通常のコンクリートよりも軽量のため、通常のコンクリートと比較して、外壁に使用しても建物への負担が軽いのが特徴です。
その他
一般的に使用されている外壁材は上記の3つですが、そのほかにもコンクリートの打ちっぱなしであるRCやタイルなどを使用する場合もあります。RCは基本的にメンテナンスがいらず、タイルは耐久性が高いため防水用の塗装が不要です。
外壁塗装の最適タイミングは?

さまざまな外壁材がありますが、基本的に全くメンテナンスが不要なものはないといってもよいでしょう。それでは、新築戸建の外壁塗装をする場合、最適なタイミングはいつなのでしょうか。一般的に多く実施される時期なども踏まえて解説します。
築10年前後が最も劣化症状が出やすい築年数
新築戸建の場合、まず築10年前後が外壁塗装の目安になるとされています。これには理由があり、どの外壁材の場合も表面に塗られている塗料には耐用年数があります。この塗料の耐用年数が一般的に10年前後とされているため、10年前後が塗り替え時期になるのです。
しかし、お家が受けているダメージによって劣化の進み具合は異なります。例えば、「日光に良く当たる」「雨風の影響を受けやすい地域」「海に近く潮風に当たっている」「交通量が多く排気ガスなどの影響を受けやすい」などお家が受ける影響は、場所によって違うため、実際は劣化具合をみながら検討するのがよいでしょう。
築15年以上経つと外壁だけでなく屋根塗装も必要になる頃
外壁と同様に屋根にも塗装や防水加工がされています。そのため、外壁だけでなく屋根も定期的に塗装が必要です。
築15年以上経つと屋根塗装の劣化がかなり進行してしまいます。屋根の劣化やトラブルもお家全体に影響を及ぼす可能性があるため、新築からメンテナンスなしで15年以上放置することは避け、工事の検討や劣化具合のチェックを依頼するようにしましょう。
築5年未満でもひび割れには注意
築5年未満の住宅は、まだ大掛かりなメンテナンスをする必要がないことがほとんどです。しかし、サイディングなどいくつかの外壁材をシーリング材を用いて取り付けている場合は、その継ぎ目にひび割れが見られ始めることもあります。
そのため、定期的に問題がないかチェックして、もしひび割れなどを見つけたら早めに対処するようにしましょう。トラブルを未然に防ぐことで、大規模なメンテナンス頻度を延ばすことも可能になります。
自分でもできる!劣化サインの見極め方法

外壁塗装の最適なタイミングは、10年前後と紹介しましたが、外壁の劣化具合によって最適なタイミングは前後します。それでは、どのようにして劣化具合を見極めれば良いのでしょうか。
以下では、自分でもチェック可能な劣化具合の見極め方を解説します。
チョーキング現象が起こる
手で外壁を触った際に、チョークの粉のようなものが手につくことを「チョーキング現象」といいます。これは、外壁表面の塗装が劣化しているサインです。つまり、外壁を雨風から守る塗料が取れてきていることになるため、少し付くくらいであれば大丈夫ですが、手が白くなってしまうほど粉が付く場合は、塗り替えのサインと判断しましょう。
クラック(ひび割れ)がある
クラック(ひび割れ)と一言でいっても、ヘアークラックという細い割れから建物内部にまで影響を及ぼしている可能性のある大きなひび割れまでさまざまです。
クラックは経年劣化により塗料が硬くなってしまって発生するものから、地震などの影響によって建物が傾いたことによるものまで原因もいろいろあるため、クラックを見つけた場合は、業者にチェックしてもらうのがよいでしょう。
シーリングに割れや剥がれがみられる
サイディングやALCなど、いくつもの板を貼り付けているタイプの外壁は、継ぎ目にシーリングが使用されています。これらも割れたり剥がれたりする場合がありますが、外壁同様放置しておくと、そこからトラブルが大きくなったり内部へ雨水が浸入したりする恐れがあるため、対処が必要です。
外壁に色あせがある・塗装のツヤがなくなる
日光に当たって色褪せやツヤがなくなる場合がありますが、これは塗料が劣化しているサインでもあります。建物の安全だけでなく、美観を保つためにも外壁塗装を検討しましょう。
コケ・カビ・藻が発生している
外壁が常に濡れていたり湿っていたりするとコケやカビ、藻が発生する場合があります。また、外壁表面の防水機能が低下しているサインとも判断できるでしょう。見た目が悪いだけでなく、水分の付着は雨漏りなどにも影響するため、早めに防水層を塗り替えましょう。
外壁塗装の劣化やトラブルを放置するとどうなる?

新築から10年以上放置したり、外壁の劣化に気づかずにいると、どのようなことが起こるのでしょうか。
通常の外壁工事よりも費用が高額になる
劣化が激しい場合は、通常の工事に加えて別の修繕作業などが必要になる場合もあるでしょう。そうなれば、一般的な費用相場よりも工事費用が高額になる場合もあります。大掛かりな工事が必要になる前にメンテナンスを実施するようにしてください。
お家全体のトラブルや健康被害を引き起こす原因になる
外壁が劣化した状態のままだと、お家内部にも雨水が浸入して、お家の基礎となる木材が腐食することもあります。そのような木材はシロアリやダニの繁殖を促すため、お家のトラブルになりかねません。
また、湿気を好んで発生するカビは、アレルギーや喘息、アトピーの原因になる場合もあるため、注意が必要です。
外壁塗装のベストシーズンはあるの?

適切なタイミングを見極め「今年は外壁塗装を実施しよう!」となった場合、いつ工事するのがベストなのでしょうか。ベストシーズンや季節ごとの注意点などを解説します。
ベストシーズンは気候が安定している3月~5月
3月〜5月は、1年の中でも比較的気候が安定しています。気温や湿度が安定していると、塗料が乾燥しやすく綺麗に仕上がるでしょう。また、工事が遅れるなどの大幅なスケジュール変更も防げます。
9月~11月もおすすめ
3月〜5月と比較すると、少し気温が下がりますが9月〜11月も同様におすすめのシーズンといえます。湿気が少ないため、塗料の乾燥もスムーズにできるでしょう。
梅雨や台風が起こる可能性がある6月~8月は注意が必要
外壁塗装工事は、天気によって作業ができなくなるため、天候が不安定になりやすい梅雨や台風の多い時期はスケジュールの遅れが発生しやすくなります。また、塗料の乾燥にも影響がある場合は、仕上がりにも差が出る恐れがあります。
12月~2月は塗料の乾燥に時間がかかる
気温が低いことに加え、日照時間の短い12月〜2月も工事は可能ですが、塗料の乾燥に時間がかかります。そのため、冬場に依頼する際は、工事が通常よりも長くなることやスケジュール変更が起こる可能性を加味し、余裕を持って依頼するのがおすすめです。
ベストシーズン以外ならではのメリットもある
外壁塗装のベストシーズンは、春や秋と解説しましたが、それ以外の季節でも工事は1年中可能です。デメリットも紹介しましたが、トラブルがないよう配慮して工事してくれるため、都合にあったタイミングで工事を依頼しても問題ありません。
また、ベストシーズン以外は閑散期になるため、比較的予約が取りやすい時期でもあります。また、場合によっては割引価格が適用される場合もあるため、閑散期ならではのメリットもあるでしょう。
業者選びのポイント

失敗なく、満足のいく工事をするためには外壁塗装業者選びも重要なポイントです。
最適な業者を選ぶためには、工事費用の安さだけで判断するのは避けるようにしましょう。費用の見極めには、見積もりを1社からだけでなく2〜3社から取るのもおすすめです。
また、塗装に使用する塗料にはさまざまな種類があり、価格にも差があります。しかし、塗料も安さだけで判断するのではなく、塗料の特徴や耐用年数を踏まえて、最適なものを選択するようにしてください。
まとめ

今回は、外壁塗装工事に実施する最適なタイミングや劣化の見極め、工事のベストシーズンなどを詳しく解説しました。
戸建住宅の外壁塗装は、新築から10年ほど経ってからが一般的ですが、お家の状況によってはそれより早く塗り替えた方が良い場合もあります。セルフチェックの方法を参考にして、こまめに点検してみてください。また、判断に迷う場合は、お近くの業者に問い合わせて、チェックしてもらうのもおすすめです。
ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり塗装工事を行っております。
ぜひお気軽にお問合せくださいね。





















