
防水工事とは?防水の仕組みや防水工事の種類(FRPとウレタンの違い)を解説
こんにちは。 東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事を行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。 ベランダの防水工事は、施工業者によって提案されるメンテナンス内容が異なりやすいリフォームです。 「ベランダ全面を塗り替えましょうと言われたけれど大丈夫かな?」 「そもそもリフォームする必要はあるのかな?」 専門的な知識が必要なベランダ防水工事は、施工業者の提案内容をそのまま受け入れるしかない状況となりやすく、工事に不安を覚えることは少なくないようです。 そこで、この記事では ベランダ防水の仕組み ベランダ防水劣化のサイン 防水工事の種類 それぞれの防水工事のメリット・デメリット について解説します。 ベランダ防水工事を失敗しないためにおさえておくべき内容となりますので、ぜひ参考にしてくださいね。 【戸建ベランダ・バルコニー】防水の仕組み 2階以上にある屋外スペースについて 屋根あり=ベランダ 屋根なし=バルコニー といいます。 ベランダやバルコニーには、図のようにその素地となる板材やコンクリ―トの床に、プライマー(素地調整材)・防水層・トップコートが順に塗ってあります。 屋外にあるベランダやバルコニーは紫外線や風雨によって劣化しやすく、どちらも定期的な防水工事が必要です。 【戸建ベランダ・バルコニー防水工事】防水劣化の4つサイン 【防水の劣化症状1】表面のひび割れ ベランダやバルコニー床面が施工10年たたないうちのひび割れは、防水層を保護するトップコートのみのひび割れがほとんどです。 この場合はトップコートの再塗装が必要となります。 【防水の劣化症状2】塗膜の剥がれ・膨れ 「ベランダがパリパリとめくれてきた」というのは、とてもご相談いただく内容です。塗膜の剥がれや膨れは、主に以下のような2種類に分けることができます。 トップコートが経年劣化したことによる剥がれ 水が侵入したことによる防水層の剥がれ・膨れ 防水層の上に塗布されたトップコートは、紫外線や経年劣化で伸縮性がなくなってしまうと、ひびが入り次第にパリパリと剥がれ出してしまいます。 トップコートは防水層を守る役割を果たしますが、トップコートにひびが入ると雨水はそこから侵入。 雨水が防水層の中に入り込んだ場合、あるいは木やコンクリートの下地に雨水が入り込んで塗膜の膨れが発生します。 【防水の劣化症状3】防水層の亀裂 以下のときには、防水層にまで亀裂が入ってしまうことがあります。 ベランダのメンテナンスを怠り、経年劣化を放置した場合 地震の後 表面のみひびであればトップコートの塗り替えのみで済みますが、防水層まで亀裂が及んでいると、防水自体もやり替えなければなりません。 また、下地の床材まで腐食してしまった場合には、塗膜防水工事だけではなく大きな工事が必要となることもあります。 【防水の劣化症状4】雨漏り 防水層の劣化や痛みが進むと、雨漏りが発生します。 また、排水溝の詰まりや勾配不足などからも、水たまりが広がって雨漏りに発展するケースもあります。 こうなってしまうと、お住まいの寿命を急速に縮めますので、早急な補修工事が必要です。 【戸建ベランダ・バルコニー防水工事】塗膜防水工事の種類 戸建のベランダ・バルコニー防水工事では主に FRP防水 ウレタン塗膜防水 というものを行うことが一般的です。 それぞれをみていきましょう。 FRP防水 FRPとは繊維強化プラスチックの略称で、現在の新築戸建てのベランダ塗装の大半をしめています。 FRPはバスタブやプール、ロケットにも採用されているくらい対衝撃性に優れており、耐水性や加工性が高い工法です。 ウレタン防水 ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂でゴム状の防水膜を作る工法です。 ウレタン樹脂は柔らかい皮膜なので、複雑な形状のベランダや屋根などに向いている防水で、継ぎ目のない防水膜を現場で仕上げることができます。 ウレタン防水の工法として代表的なものに 密着工法 通気緩衝工法 があります。 密着工法 密着工法とは、下地にウレタン樹脂を直接塗る工法で、具体的には下地の上に、プライマー・ウレタン樹脂1層目・メッシュ・ウレタン樹脂2層目・トップコートという順で塗っていきます。 下地に密着している分、下地の影響を大きく受けやすいため、密着工法が使用できるのは新築や劣化が軽度な場合に限ります。 通気緩衝工法 下地に、プライマーを塗った後、通気緩衡シートと呼ばれる無数の穴があるシートを貼り付け、その上からウレタン防水材を塗る工法です。 費用としては、密着工法よりも高くなりますが、水分を含んだ状態のよくない下地でも、防水ができるのが特徴です。 また、脱気装置で水分を外部に逃がすことができるので、防水層の膨れを防ぐことも可能となります。 トップコート トップコートとは、防水層を守るコーティングのことを指します。 トップコートには、以下のような役割があります。 紫外線から防水層を守る 滑り止め、遮熱効果(トップコートの種類による) FRP防水・ウレタン防水など、どちらの防水層にしてもトップコートは塗らなくてはなりません。 その耐用年数は約5年程度。 施工10年以内であれば、劣化はトップコートのみであることがほとんどですので、防水層を長持ちさせるためにもトップコートの塗り替えは定期的に行いましょう。 【戸建ベランダ・バルコニー防水工事】FRP防水とウレタン防水の違い FRP防水・ウレタン防水とも、凹凸があっても施工でき、仕上がりも継ぎ目がなく綺麗に仕上がります。 しかし、それぞれにメリット・デメリットがありますので、ここでは特徴をまとめていきます。 FRP防水の特徴 【メリット】 強度、軽さ、耐水性、耐熱性、耐久性に優れている 均一な厚みで施工が可能 速乾性なので工期が短くて済む トップコートのバリエーションが豊富 【デメリット】 コストが高い 臭いが出る 外気温に左右される部分が大きい 湿気や化学反応で硬化する ウレタン防水の特徴 【メリット】 FRP防水に比べ、コストが安い 防水層が軽量なので、建築物にかかる負担が少ない 複雑な形状や段差も対応できる 継ぎ目のない均一な仕上がり 【デメリット】 各工程で乾燥期間が必要。工期が長め 均一な塗膜が難しい 定期的にトップコートの塗替えが必要 FRP防水とウレタン防水の比較 ウレタン防水とFRP防水は、施工面積や下地によっては、採用できる工法が限定されることもあるため、下記の表で比較しています。 ぜひ参考にしてくださいね。 ウレタン防水 FRP防水 密着工法 通気緩衝工法 寿命 10年~15年 10年~15年 12年~20年 費用(㎡) 3,000~4,500円 5,500~7,500円 4,000~8,000円 工期 3~10日程度 3~10日程度 1~2日程度 メリット ・複雑な部位への施工が可能 ・弾力性がある ・水分による膨れを防止できる ・弾力性がある ・軽い ・耐熱性・耐久性に優れる 適さない場所 ・下地が劣化している場所 ・湿気の多い場所 人がよく歩く場所(脱気筒を設置するため) ・広い場所 ・下地が鉄の場所 デメリット ・施工の難易度が高い ・乾燥が遅い ・施工の難易度が高い ・乾燥が遅い ・臭い発生 ・地震に弱い まとめ 今回は、ベランダ・バルコニーの防水工事の方法をまとめ、特にFRP防水とウレタン防水の違いについて解説しました。 ベランダ防水のメンテナンスは、定期的に行うほうが、トータルの費用は安くなります。 しかし、ベランダ・バルコニーの防水工事は場所や劣化によって施工方法が異なり、施工業者でも提案が様々。 また、ウレタン防水のところにFRP防水など、既存と異なる防水で工事すると、塗膜が膨れを起こしてしまうこともあります。 防水工事は不安になりやすい工事ですので、ぜひ実績のある施工業者に依頼することをオススメします。 ベストリニューアルは、創業以来50年以上にわたり塗装・防水工事を行っております。 これまで数多くのビル・マンション・アパート、戸建て、工場、倉庫の修繕工事に携わってまいりました。 ぜひお気軽にお問合せくださいね。 。 墨田区の外壁塗装&屋根塗装&防水専門店 ベストリニューアルは、墨田区,江東区,台東区を中心に地域密着で活動しお客様一人ひとりに寄り添い、きめ細やかに対応いたします。 無料でお見積り・ご相談承っております。建物の外装やリフォームを考えているお客様、ご興味のある方はお気軽に墨田ショールームにお問い合わせくださいませ。 ベストリニューアル▶墨田ショールーム >>> 0120-051-871
2022.09.23(Fri)
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